風俗おしごとコラム

ダイエットにも効果あり!?今話題のカッピングの効果と副作用

InstagramなどのSNSで、人の背中一面に透明なカップが張りついているような画像を見たことはありませんか?
筆者も最初に写真を見た時、その衝撃のビジュアルに驚きを隠しきれませんでした。
インスタグラマーの華奢な女性の背中にカップがズラリと並んでいて、背中の皮膚は真っ赤に変色しているのです。

透明なカップの正体は、少し前から話題になっている「カッピング」です。(日本では「吸い玉」、「解毒玉」とも呼ばれています。)
マッサージでもなくただ背中にカップが並んでいるだけ…。そのカップに一体どんな効果があるのか、副作用はあるのかどうかなど、カッピングについて詳しく調べてみました。

カッピングって?

カッピングとは、ガラスやプラスチックでできたカップ状のものを使用する、血液循環をよくするための民間療法のことを意味します。
カップ状のものを背中に置いてからカップ内の空気を抜いて吸盤のように吸着させる方法や、背中に置く前にカップ内を熱して圧力を下げ、背中に置くことによって真空状態を作り吸着させる方法など、施術方法は1つではありません。

カッピングの歴史

カッピングの歴史は、はるか昔、紀元前600年前までさかのぼります。カッピングは中国やヨーロッパなどで昔から行われており、当時はガラスやプラスチックは存在していなかったので、陶器や青銅、動物のツノなどを使って施術が行われていました。

日本でカッピングが注目されているのは最近のことなので、ここ数年で輸入された文化のように感じますが、日本でも古くから行われている療法です。
日本最古の医学書である「医心方」に、当時のカッピングを意味する「吸い瓢(スイフクベ)」の記述があり、江戸時代は現代よりも盛んに行われていました。
しかし明治時代になると、それまで日本で主流だった東洋医学ではなく西洋医学が医療の主流となり、カッピングは徐々に衰退していったのです。

現代の日本では、医師免許の取得に必要なのは西洋医学のみで、医療機関で行われている治療法も西洋医学に基づいたものです。
そのため、東洋医学は正式な医学とは認められておらず、施術には医師免許の必要もありません。マッサージ店などでカッピングの施術を受けることができるのはこのためです。
時代の変化と共に、医療のかたちは変化し、カッピングの扱いも同様に変化していったということです。

カッピングの種類

カッピングは素材だけでなく、方法にもいくつか種類があります。

カッピング

一般的なカッピングです。カップを皮膚に吸いつけるようにして吸着させ、流れが悪くなっている血液やリンパの流れをスムーズにする作用があるとされています。
血流やリンパの流れが悪くなることによって肩や腰など体のこりを引き起こすため、カッピングによってつらい体の痛みが改善されるのです。

スライドカッピング

通常のカッピングは、1度吸着させると施術終了までその場所からカップを動かすことはありませんが、スライドカッピングは通常のカッピングとは違い、カップを動かします。
オイルなどを用いて皮膚の表面が傷つかないように、カップをゆっくりとリンパの流れにそって、一定方向に滑らせるようにしてスライドさせます。
吸着しながらカップを動かすことによって、マッサージと同様の効果が得られます。

メディカルカッピング(瀉血治療)

一般的なカッピングとは違い、医師免許が必要となるカッピングです。なぜ医師免許が必要かというと、カッピングの際に血液を抜くという工程がプラスされるからです。
メディカルカッピングは、皮膚の表面に特殊な細い針を1㎜ほど刺し、カッピングによって吸い上げた老廃物であるドロドロの血を抜き取ります。
メディカルカッピングは瀉血(しゃけつ)治療とも呼ばれており、不要な血液を体外に排出することによって症状が改善されるとされています。

カッピングの効果

カッピングには、さまざまな効果があるとされています。

1.冷え性の改善

女性の6割以上は冷え性といわれており、その冷え性の原因の1つが血行不良によるものです。
女性の場合、毎日のブラジャー着用、スキニーデニムなどの衣服によるしめつけ、短い丈のボトムスや素足にサンダルなどの露出による冷えなど、血行不良になる原因が日常にあふれています。
カッピングは血行促進が期待できるので、血行不良や血行不良による冷え性が改善される効果があるのです。

2.むくみ・肥満の改善

不規則な生活や添加物だらけの食生活、運動不足などが続くと、本来であれば体外に排出されるはずの老廃物が体内に蓄積し、肥満やむくみ、肌荒れ、便秘、老化など、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
むくみを放置していると、そのまま脂肪に変わります。老廃物が溜まったまま放置していると体はむくみ、やがて脂肪となり、太ってしまうのです。
カッピングで血流やリンパの流れをよくすることにより、代謝がアップします。
代謝がよくなると、体内にたまっている老廃物が体外に排出されやすくなり、疲労やむくみが改善されます。
いらないものをきちんと体外に出す手助けをしてくれるので、カッピングにはむくみや肥満の改善に繋がるということです。

3.肩こりの改善

日頃から体に疲れがたまっている、肩こりや腰痛がひどいという人は、こっている場所に老廃物がたまっていたり、血行不良を引き起こしています。
カッピングでリンパの流れがよくなることによって、こりがほぐれるだけでなく、血管にかかる圧力が変化し血管がひろがり、血行不良も改善されます。
体内の血が正常に循環されれば、体のこりは改善されます。がちがちにかたまった肩や腰にお悩みの方に、カッピングは効果があるということです。

カッピングの副作用

カッピング療法を行うにあたって1番有名でやっかいな副作用は、全身に残るあざです。カッピングは真空状態で皮膚を吸い上げるため、毛細血管が破裂することによって内出血を起こします。
カッピングのあざが世界的に話題になったのは、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックでマイケル・フェルプス選手の競泳時の姿です。
マイケル・フェルプス選手の背中と肩から腕にかけて、紫色の丸いあざがいくつもあり、「あれはなに?」「なにかの病気?」と話題になりました。
こりが酷く血流が悪い場所ほど、ワインのような濃く暗い紫色のあざになることもあり、消えるまでは短ければ3日程度、長ければ1週間ほどかかります。
露出が多い服を着る予定がある場合や、彼氏に会う約束をしている前などは、施術を避けた方がベターです。
自分は平気かもしれませんが、周囲の人がパートナーからの虐待を疑ってしまう可能性もゼロではありません。

カッピングに科学的根拠はない

カッピング療法という名前から、正式な治療法と勘違いしてしまいがちですが、カッピングには明確な研究結果や臨床試験結果はなく、科学的根拠はありません。
カッピングは効果があるという専門家がいる一方で、カッピングには「効果を裏付けるデータや論文は存在しない」と、カッピングの効果について異議をとなえる専門家もいます。
科学的根拠がないことから、カッピングに効果があると感じている人は、カッピングそのものではなく、プラシーボ効果によって効果があると感じているのでは、という意見もあります。
プラシーボ効果とは、薬ではなく、薬そっくりに作った偽薬を患者に投薬し、疾患が治る効果のことです。
要するに、人間の思い込みは、時には薬と同様の効果を発揮する場合がある、ということです。
カッピングをしたことによって、視覚的、体感的に「患部が良くなった」と思い込むことによって、肩こりや腰痛などが治ったと感じるのでは、ということですね。

カッピング以外にもマイナスイオンや水素水など、私達の生活の中には科学的根拠がなくとも体にいいと信じられている、いわゆる「疑似科学」はたくさんあります。
効果があるかどうかは、体験した人にしかわからないといったところでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?科学的根拠がない疑似科学だといわれている一方で、カッピングにはいくつもの効果があるともいわれています。
マッサージと併用してカッピングの施術を受けられるお店も多いので、マッサージをしてもらうついでに体験してみるのも1つの手ですし、自宅で手軽に行えるカッピングセットも販売されていますので、自分でやってみるのもいいかもしれません。
まだまだ謎が多いカッピングですが、オリンピック選手や、レディ・ガガやジャスティン・ビーバーなどの海外セレブも施術を受けるほど、世界では認知されている療法です。
百聞は一見に如かずです。1度体験してみてはいかがでしょうか?

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