風俗おしごとコラム

身近に潜む3つの危険!柔軟剤がトラブルの原因に!?

近年人気を集めている柔軟剤は、2008年以降、各社から様々な種類が発売されるようになりました。
1960年に米国で発売し、2008年頃から日本でブームとなったダウニーがきっかけとされています。
「いい香りがするから」「洗濯物がふわふわになるから」などの理由から、女性の柔軟剤使用率は7割を超えているというアンケート結果もあります。(参考:マイナビウーマン
今では使用していないという人の方が少ない柔軟剤ですが、あなたが使用している柔軟剤は本当に安全なものでしょうか?

人気の増加とともに増えたのは種類だけではありません。
柔軟剤の成分の危険性を訴える論文の発表や、香害による健康被害は右肩上がりに増える一方です。
「柔軟剤は危険かもしれない」という認識をお持ちの方や、柔軟剤の成分を警戒をしている方は、柔軟剤を使用している7割の女性のうち何パーセントいるでしょうか。
(参考:日本電子出版協会

柔軟剤とは

そもそも柔軟剤はなんのために使用するのでしょうか?
今では当たり前のように使用されていますが、洗濯で衣服をキレイにするというだけなら、洗濯用洗剤だけで完結しますよね。
本来、柔軟剤とは洗濯物の汚れを落とす際のプラスαといったところで、「絶対に使わないといけないもの」というわけでも、「絶対に使ってはいけないもの」でもない立ち位置です。

そんな柔軟剤の主成分はカチオン界面活性剤で、陽イオン界面活性剤とも呼ばれています。
一方、洗濯用洗剤の主成分はアニオン界面活性剤で、陰イオン界面活性剤とも呼ばれる成分です。
陰と陽の関係性にあるこの2つの成分は、どのような働きがあるのでしょうか。

カチオン界面活性剤(陽イオン界面活性剤)

主な役割:柔軟剤
繊維や髪の毛に帯電している静電気に反応し、柔らかくする・帯電を防止する・殺菌消毒などの働きをする成分。
衣服などの柔軟剤、リンスやトリートメント、殺菌剤として使用される。

アニオン界面活性剤(陰イオン界面活性剤)

主な役割:洗剤
繊維などにマイナスの静電気を帯電させ、ゴワつき・きしみなどの原因となる。
泡立ちがよく洗浄力が強いため、洗剤やシャンプーに使用されている。

柔軟剤の主成分であるカチオン界面活性剤は、アニオン界面活性剤とまったく逆の性質を持っており、プラスの静電気を与えます。
マイナスにプラスを加えることで中和され、洗濯物が柔らかくふわふわになるのです。

アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤は、毎日洗濯をしないという方も毎日使用しています。それは入浴時に使用する、シャンプーとリンスです。
シャンプーの洗浄成分はアニオン界面活性剤で、リンスやトリートメントのコーティング成分はカチオン界面活性剤なんです。
シャンプーだけでは髪の毛がきしみゴワゴワするけど、リンスをするとサラサラ、つるつるになりますよね。
洗濯物と全く同じ現象が髪の毛でも毎日起きていたのです。

柔軟剤の危険性

洗剤やシャンプーは洗浄力が強すぎる商品もあり危険だ!という認識は世間の一定数あり、近年では「界面活性剤不使用」をうたったシャンプーや洗剤なども発売されるようになりました。

しかし、界面活性剤が使用されているにも関わらず、柔軟剤やリンスの成分はまったくと言っていいほど注目されていません。
洗剤の主成分であるアニオン界面活性剤の中で最も毒性が強いといわれている「ラウリル硫酸ナトリウム」という成分は、半数致死量(体重1kgに対して摂取したら半数が死に至る量)が2700mgに対し、柔軟剤の主成分であるカチオン界面活性剤の中で最も毒性が強いといわれている「ベヘントリモニウムクロリド」という成分の半数致死量は50~300mgです。
世間で危険とされている洗剤の界面活性剤よりも、柔軟剤に使用されている界面活性剤の毒性は10~50倍と非常に強いということです。
洗剤と違い、柔軟剤は洗剤をすすいだ後の仕上げとして投入されるため、柔軟剤自体は水ですすぎ落とされることはありません。
柔軟剤の成分は衣服やタオル、シーツなどの繊維に残留します。

界面活性剤不使用の洗剤を使用して、柔軟剤をたっぷり入れていませんか?
残留する柔軟剤の成分こそ注目すべきなのです。

柔軟剤が原因とされる3つの危険

1.化学物質過敏症

化学物質過敏症とは、化学物質を吸う・食べる・触るなどを続け、体内の限界を超えてしまった際に発症します。
国内だけでも化学物質過敏症の患者数は100万人を超えるといわれており、2009年10月に正式に病名として登録されました。
化学物質過敏症の主な症状には、頭痛・肩こり・イライラ・めまい・吐き気・思考力の低下などがあります。
化学物質過敏症を1度発症すると、1つの化学物質だけでなく、香水・殺虫剤・排気ガス・化学繊維・合成洗剤・化粧品など様々な化学物質に反応してしまいます。

化学物質過敏症は、病院で診察した際に「異常は有りません」と言われてしまうことがほとんどです。
その理由として、血液検査をしても異常がみられないからということが挙げられます。
化学物質過敏症とアレルギーは似ていますが、まったくの別物です。
アレルギー反応は体内に入った異物を排除しようとした際に免疫反応が起きます。
一方で化学物質過敏症は、化学物質そのものが自律神経系に直接作用します。
アレルギー反応は血液検査で明確に判断できますが、直接自律神経系に作用する化学物質過敏症は血液中では何も起きていないので、判断が難しいのです。

2.肌荒れ

刺激の強い成分が主成分として使用されている柔軟剤を使用した場合、衣服に残留した成分と直接触れ合う肌は肌荒れを起こしてしまいます。
合わない化粧水やファンデーションで肌荒れしてしまうのと同じです。
柔軟剤の成分は繊維に残留しているため、汗をかいた際に成分が反応し、刺激となり肌にかゆみを与えます。
アトピーをお持ちの方や敏感肌の方は、化学物質に皮膚が反応してしまう可能性が高く、実際に強烈なかゆみにおそわれた、湿疹や蕁麻疹ができたという方もいます。
柔軟剤が原因とはまったく思わず、使用をやめてからピタッとかゆみが治まったという方も…。
季節の変わり目だから肌が敏感になっている、寒くなってきたから乾燥しているだけだと思っているその肌荒れは、実は柔軟剤が犯人かもしれません。

3.香害・香料アレルギー

香料アレルギーは化学物質過敏症のうちの1つです。
「フレッシュフローラルの香り」「ローズの香り」「ホワイトムスクの香り」など、様々な香りの柔軟剤が発売されていますが、問題はこの香りの原料である香料です。
香料は化学物質によって構成されており、その化学物質を吸い込んでいることから体調不良をうったえる香料アレルギー患者が増加しています。
アレルギーの原因となる主な化学物質には、香水・シャンプー・柔軟剤・排気ガス・タバコの副流煙などがあります。
「近所の柔軟剤の香りが強すぎて気持ち悪い」「教室でいろんな柔軟剤の匂いが混ざって頭痛がする」など香害をうったえる被害者の声が増えたことにより、2017年7月26日と同年8月1日の2日間、1日4時間という短時間で日本消費者連盟が「香害110番」という相談窓口を開設しました。
その2日間で電話65件、メール・ファックス148件と、8時間で213件の被害者の声を集めたのです。(参考:日本消費者連盟
いい匂いのつもりでまとっている香りは、誰かの害になっているかもしれません。

柔軟剤は本当に必要なのでしょうか?

繊維がゴワゴワして困っているのであれば、そのゴワつきの原因である洗剤を見直しましょう。静電気を発生させなければいいのです。
アニオン界面活性剤(陰イオン界面活性剤)が配合されていない洗剤を使用すれば、静電気が発生することもなく、ゴワつきも解消されるでしょう。

柔軟剤を使うことが悪いというわけではありません。
危険な成分が配合されている柔軟剤を使用することがよくないということです。
また、「もっといい香りをさせたいから!」といって用量を守らずに大量の柔軟剤を投入してしまうと、香害だけでなく、繊維の傷みの原因となり服の寿命を縮めてしまったり、吸水性が悪くなったりとデメリットだらけです。

柔軟剤のニオイを感じ取っているということは、それだけ香料という化学物質を吸い込んでいるということを頭の片隅に置いておいてください。

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