風俗おしごとコラム

包茎は男性だけでなく、女性にもリスクがある!?仮性・真性・カントンの違い

みなさんは包茎の男性に出会ったことはありますか?「聞いたことはあるけど、見たこと無いかも…」と、いまいちピンとこない女性もいらっしゃると思います。

世の中では「包茎=不潔」といったイメージが先行しますが、実は日本人の男性の約5割~6割が包茎なんです。意外と高い割合で筆者もおどろきました。もしかしたら、あなたの彼氏も包茎かもしれません。

まずは、 あまり知られていない包茎について詳しく説明していきます。

包茎とは

包茎とは…ある一定の年齢になると、男性器の先端部の皮膚が、男性器の付け根の方へ後退して、男性器の先端部、つまり亀頭が露出するようになります。しかし大人になっても、皮が亀頭をかぶったままの状態になっている男性器を包茎といいます。

包茎には3種類あります。

1.仮性包茎

日本人の約5割~6割が包茎と説明しましたが、その内の約8割がこの「仮性包茎」です。

仮性包茎とは、通常時には皮が男性器にかぶった状態になっている包茎です。通常時でも自分でめくれば、亀頭を露出することができます。勃起状態の場合では自然と皮がめくれます。

2.真性包茎

包茎の人の内の2割弱が「真性包茎」にあたります。

真性包茎は、皮と亀頭がひっつくことが原因で、通常時でも勃起時でも皮をめくることができません。常に皮に覆われているため、亀頭を圧迫し成長を阻害するため、平均より小さく、先が細くなっている場合があります。

3.カントン包茎

残りがこの「カントン包茎」にあたります。仮性包茎や真性包茎に比べるとかなり割合も低くなっています。

カントン包茎は、通常時には皮をめくることができます。しかし、皮先が細く狭いため、勃起して亀頭を露出させた際に、亀頭の根本を強く締め付けてしまい、亀頭の腫れやうっ血を引き起こします。

みなさんが今まで出会ってきた人の中で、包茎の人はいませんでしたか?「私の彼氏、仮性包茎だ!」という方も多いのではないでしょうか?

包茎は通常の亀頭が露出している男性器と比べると、大分と構造が違ってきます。形や大きさなどの見た目だけの問題でなく、包茎にはたくさんのリスクが潜んでいるんです。

包茎のリスクを確認していきましょう。

どうして包茎はリスクがあるの?

3種類の包茎を紹介していきましたが、その中でも「仮性包茎」は、他2種類に比べさほどリスクはありません。なぜなら自分でしっかりと皮をめくることができるからです。皮をめくった時には、通常の男性器と見た目も変わりません。

「真性包茎」や「カントン包茎」の場合は自分で皮をめくることができません。皮が亀頭を覆っていることが、包茎のリスクの根源なのです。

真性包茎やカントン包茎の人は、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

・汚れが蓄積しやすい

亀頭やカリの部分にどうしても汚れが付着します。亀頭が露出している人は簡単に汚れを洗い流す事ができるのですが、包茎の人は亀頭を露出することができません。そのような人は皮の中の亀頭やカリを清潔に保つのが難しく、汚れが溜まりやすくなります。

・ニオイがする

包茎は常に皮に覆われていることから蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。カビが多いお風呂などはニオイが気になりますよね。それと同じで、包茎は雑菌が繁殖しやいため、強いニオイを放ちます。

・短小や先細りの原因になる

皮が覆っていることにより、亀頭の成長を妨げ、男性器が平均よりも短小になってしまう可能性があります。短小になることにより、皮が余り、より重度の包茎になってしまうことも…。

他にも皮で亀頭が圧迫されることにより、亀頭が尖がり、先細い形になります。亀頭が先細りになることにより、カリが無くなり、皮が引っかかることができなくなります。

・亀頭包皮炎になりやすくなる

亀頭包皮炎とは、亀頭や皮に細菌が入り込み、腫れやかゆみを引き起こす炎症です。大腸菌やカンジタ菌など、身近な細菌が引き起こします。

亀頭包皮炎は、性交渉により亀頭が傷つき、そこに菌が入り込み発症する場合や、ボディソープなどによる洗いすぎなど原因は様々ですので、包茎以外の人でもなることがあります。

しかし包茎の場合、皮が覆っており清潔な状態を保つのが難しくなります。そのため菌が繁殖しやすく、亀頭包皮炎になるリスクが通常よりも高くなります。

・男性不妊症に繋がる

亀頭に皮がかぶっているため、皮が射精の邪魔になり、卵子の元まで十分に届かなくなる可能性があります。

・壊死の可能性も

カントン包茎の場合は要注意です。無理やり皮をめくったときに、皮が亀頭の根本を圧迫し、血流が悪くなります。最悪の場合は男性器が壊死してしまうこともあります。壊死してしまった場合、再生は不可能です。

・早漏になる

包茎は亀頭が皮に覆われているため、外部からの刺激に強くありません。性交渉を行ったときの刺激に男性器が耐えられず、早漏になってしまいます。

・自分に自信がなくなり消極的になる

包茎ということがコンプレックスになり、自分に自信が無くなることもあります。包茎が気になり、女性に積極的にアプローチできなくなったり、周りの目が気になって大衆浴場などに行けなくなるなど、人により様々です。

皮がかぶっていることで、こんなにも問題が生じるのです。

しかし包茎は決して男性だけの問題ではありません。包茎の男性と性交渉を行うことで、女性もリスクを負うことがあります。

女性側のリスク

・不衛生

雑菌が繁殖しやすいため、包茎はどうしてもニオイがきつくなります。ニオイが気になる男性器を舐めるのはやはり抵抗があります。

・性病のリスク

包茎は男性器を綺麗に洗うことができません。どうしても雑菌が付着しています。その男性器を舐めたり、挿入することで、性病のリスクが高くなります。

雑菌といってもたくさんの種類がありますが、膣内に雑菌がはいることにより膣炎になってしまうこともあります。他にも男性がヒトパピローマウイルスを持っていた場合、子宮頸がんを発症する可能性もあります。

包茎の人と性交渉をする際は、フェラなどのオーラルセックスも含め、必ずコンドームを着用してもらいましょう。

・不妊

男性側のリスクでもいいましたが、男性側がうまく射精できない場合は、不妊に繋がる可能性もあります。そもそも妊娠するためには、コンドーム無しで性交渉をしなければいけません。

包茎は雑菌が繁殖しやすいので、性病が無いことをしっかり調べてから、妊活をするようにしましょう。雑菌が原因で性病になってしまった場合、胎児にも影響をおよぼします。

「真性包茎」や「カントン包茎」は女性にとっては歓迎できない男性器です。なるべく包茎の人とは性交渉をしないことが1番ですが、もしお付き合いした人が包茎だった場合はどうしたらいいのでしょうか。

包茎は治ります

今、包茎は日帰りの手術で治すことができます。ダウンタイムも3日程と、そこまで難しい手術でもありません。費用は真性包茎やカントン包茎は保険適用で4万~10万円ほどです。

あなたの大切な人が包茎で悩んでいる時は、治療をすすめてあげましょう。しかし、すすめ方が大切です。男性は女性が思っているより、包茎に対してコンプレックスを抱いています。「包茎だから~」と言うのではなく、「あなたが心配だから」と優しく伝えてあげてください。

それでも手術に乗り気ではなかったり、断られた場合は、残念ですがその人とはお別れを考えた方がいいです。

包茎は男性、女性どちらにもデリケートな問題です。しっかりと男女間で相談し、お互いに良い解決法を見つけていきましょう。

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