風俗おしごとコラム

「私って可哀想…」悲劇のヒロイン症候群の4つの特徴と2つの原因

いきなりですが、質問です。このチェック項目にあなたはいくつ当てはまりますか?

□自分は他の人より可哀想だと思うことが多い
□SNSを頻繁に更新する
□心配されると大事に思ってくれていると感じる
□自分の不幸話をするのが好きだ
□なぜかいつも自分ばかりが忙しいように感じる
□他人の話にはあまり興味がない
□幸せを感じた後に不安になることが多い
□自分に自信がない
□子どもの頃我慢することが多かった
□基本的にネガティブ思考だ

あなたはいくつ当てはまりましたか?もしかしたら、全部当てはまった…なんて人もいたのではないでしょうか。
自分は1つも当てはまらなかったとしても、知人の顔が頭に思い浮かんだという人もいるかもしれません。

これらのチェック項目、少し特徴というか傾向に偏りがありませんか?
ネガティブな内容が多いのでメンタルヘルスについての診断のように見えますが、実はこれ、「悲劇のヒロイン症候群」を診断するためのものです。
「悲劇のヒロイン症候群」とは、一体どんな人のことを表す言葉なのでしょうか?

悲劇のヒロインって?

そもそも悲劇のヒロインとは、次々と不幸に見舞われた歴史上の女性や、物語の中で不幸・苦難に見舞われる女性を指す言葉です。
悲劇のヒロインとして有名な歴史上の人物は、フランスの危機を救い「フランスを守る聖女」とまで呼ばれたのに、権力を持ち過ぎたので邪魔になったと手のひらを返され、火あぶりの刑で悲劇的な最期を迎えたジャンヌダルクや、政略結婚の後に夫(浅井長政)と兄(織田信長)が争ったことにより夫が敗死、その兄も後に敗死し、2人目の夫も結婚から半年で敗死したお市などが該当します。
本来の悲劇のヒロインは、本人の力だけではどうしようもないような、周囲の人間たちが大きく関わっていることが原因で悲惨な出来事が連続し、悲劇的な結末を迎えてしまった人ばかりです。

しかし現代では、悲劇のヒロインは違った意味で使用されています。
このコラムでは、現在版悲劇のヒロインである「悲劇のヒロイン症候群」の特徴や原因を知り、どう接すればいいのかを解説したいと思います。

悲劇のヒロイン症候群の4つの特徴

1.不幸自慢をしたがる

悲劇のヒロイン症候群の人は、自分の不幸話を他人に自慢したいため、いろんな人に進んで不幸話するという特徴があります。
本来、不幸は人に自慢すべきものではありませんが、悲劇のヒロイン症候群の人は自慢できるものだと思っています。
不幸話をすると「どうなったの?」「大丈夫だった?」と周囲の人が返してくれるので、楽しい会話が成立していると勘違いしてしまうのかもしれません。

また、話す相手の反応が欲しいがゆえに、不幸話を盛って話すという習性も持ち合わせています。例えば、悲劇のヒロイン症候群の人の兄が引きこもりだったとしましょう。
悲劇のヒロイン症候群の人は「お兄ちゃんはずっと引きこもりで、たまに部屋から出てきたかと思えば両親や私にお金をせびったり、機嫌が悪いと暴力をふるうこともあるの。」と周囲の人に話ます。
ところがこの話には、「引きこもりの兄は家族にお金をせびったり、ましてや暴力なんて考えられないほどの小心者で、引きこもるための生活費は株や仮想通貨などで自分でまかなっている」という真実が隠されているのです。
悲劇のヒロイン症候群の人にとって真実などどうでもよくて、周囲の人により自分の不幸話に興味を持ってもらう、反応してもらうために話を盛ってしまうのです。

2.心配されるのが好き

悲劇のヒロイン症候群の人は、周囲の人から心配されたがる特徴があります。
普通の人なら他人から「可哀想」と言われることに喜びを感じません。人によっては、かえって不快に思うことだってあるでしょう。
悲劇のヒロイン症候群の人は、「可哀想」と言われることを不快に思うどころか、嬉しく思います。あなたの周りにも必要以上に心配されたがる人はいませんか?
平熱よりもほんの少し熱が高い、いわゆるただの微熱で「熱がある!」と騒いだり、聞いてもいないのに、過去の生い立ちや恋愛にまつわる不幸エピソードをペラペラと話し出す人がいたら、その人は悲劇のヒロイン症候群です。
自分が可哀想だということを他人に認めてもらうことで、承認欲求が満たされるのです。「可哀想」「大丈夫?」という言葉が大好きで、常にその言葉を投げかけてもらえる環境を探してしまう人は、悲劇のヒロイン症候群確定です。

3.注目されたい

悲劇のヒロイン症候群の人は、いつだって自分が1番可哀想な悲劇のヒロインでありたいと思っているため、控えめに見せかけて目立ちたがり屋な一面があります。
そのため、他人が自分以上の不幸話をすることをよく思わなかったり、不幸話をしたのに相手にされないと腹を立てたりしてしまいます。
自分が1番可哀想なはずなのに、自分よりもっと可哀想な人が出てきてしまうと、自分の悲劇のヒロインの座を奪われてしまったという感覚になってしまい、自分の座を奪った人に嫉妬するのです。
仮に誰かが結婚詐欺にあったとしたら、表面上ではその人を心配をするふりをしますが、心の中では「騙された方が悪い」「見る目が無かっただけ」と思います。
ところが、自分が結婚詐欺にあったら「ヒドイめにあったの」「私ってすごく可哀想でしょ」「世の中にはこんなひどい男もいるのね」と、ここぞとばかりに不幸アピールをします。
自分の不幸にしか興味がないので他人の不幸には興味がなく、さらに自分を上回る他人の不幸話には対抗心を燃やしてしまう、それが悲劇のヒロイン症候群の特徴の1つなのです。

4.悲劇のヒロイン症候群である自覚がない

驚くことに、悲劇のヒロイン症候群の人の多くは、自分が悲劇のヒロイン症候群である自覚がありません。
自分が不幸でいることに喜んだり安心していることだけでなく、自分の不安を他人に心配されることで埋めているという自覚もないため、まさか自分が悲劇のヒロインになりたがっているなんて頭の片隅にもないのです。
悲劇のヒロイン症候群の人の不幸自慢や不幸アピールが、周囲の人からすると「あぁ、また始まったよ」と呆れるほどの日常茶飯事だったとしても、当の本人は自分が周囲の人間を困らせているなんて、驚きの新事実なのです。
驚いてしまうのはこちらの方だと思ってしまいますが、自分の不幸ネタを積極的に収集することを意識して行っているわけでなく、潜在的に行っているので、悲劇のヒロイン症候群である自覚なんてありません。
無自覚な人に悲劇のヒロイン症候群であることを指摘をしても、「まさか(笑)」と笑い飛ばされてしまうだけでしょう。これだけ著しい症状がいくつもあるのに、本人はまったく自覚していないのです。

悲劇のヒロインになってしまう原因は?

悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因は、主に2種類あります。

①自分に自信がない

悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因は、まず第一に自分に自信がないということです。悲劇のヒロイン症候群の人は自信がないがゆえに承認欲求も強く、心も満たされていません。
自分の自信のなさから生まれる不安や孤独感を、心配されることや声をかけてもらうことで埋めようとしているのです。
自分に自信がなく心が満たされていないということは、心に余裕がないということでもあります。そのため、他人の幸福な話を受け入れられないという特徴もあります。
心に余裕がある人なら友達の惚気話も喜んで聞くことができますが、悲劇のヒロイン症候群の人は他人の惚気話なんて聞きたくもありません。
自分に自信がなく悲劇のヒロイン症候群に陥ってしまっている人は、対人関係に支障をきたしてしまっていることが多々あります。
それもそのはずです。不幸な話しか聞いてくれない友達なんて、本当に友達といえるでしょうか。周囲の人から少し距離を置かれても仕方がないでしょう。

②幼少期のストレスの反動

悲劇のヒロイン症候群の人の多くはさみしがり屋で目立ちたがり屋の、いわゆる「かまってちゃん」タイプの人が多く見られます。この原因は、幼少期の環境が関係しています。
幼少期に自分の意思や自分の力で何かをやり遂げると、「自分はこんなことができるんだ!」と、自分への自信がつくチャンスになります。
しかし、過干渉の親に育てられ、我慢ばかりして親の言うことを聞き続けた子どもは、「自分の意思でやり遂げることができた」という、自信をつけるチャンスがないまま自我が確立してしまいます。
それだけでなく、幼少期に1人で過ごす時間が多く、かまってもらえない・さみしいと思う時間が長かった人ほど、「かまってもらいたいけど方法がわからない」「さみしいけど人に伝えることができない」ため、悲劇のヒロインとになって周囲の気を引こうとします。
幼少期のストレスに知らない間に影響され続けたことが原因で、大人になってからも影響が出続けてしまっているのです。

悲劇のヒロイン症候群の人の接し方法

会社や友人、知人に悲劇のヒロイン症候群に当てはまっている人がいる場合、どうやって接すればいいか悩んでしまいますよね。
先ほどもお伝えしましたが、悲劇のヒロイン症候群の人の多くは自覚がないため、直接指摘してもあまり意味がなく、症状が軽減される見込みは低いでしょう。
では、彼女たちにどのように接すればいいのでしょうか。

・ほどよくかまってあげる

悲劇のヒロイン症候群の人が近くにいるなら、ほどよい距離で接するようにしましょう。いつも通り不幸自慢が始まったとして、周囲の人間みんなが無視をしたら悲劇のヒロイン症候群の症状は悪化し、悪循環に陥ってしまいます。
ほどよく適度にかまってあげることによって、悲劇のヒロイン症候群の特徴である承認欲求が満たされます。
1点注意が必要なのは、かまいすぎないことです。かまいすぎると「この人は私の話をいつでも聞いてくれる」と勘違いされ、悲劇のヒロイン症候群がエスカレートする可能性を高めてしまいます。あくまでも「ほどよく」がポイントです。

・話を真剣に受け止めない

悲劇のヒロイン症候群の対処法として、話を真剣に聞かないという方法があります。
悲劇のヒロイン症候群の人は、相談に乗ってほしいわけでも親身に話を聞いてほしいわけでもなく、ただ「可哀想」「大丈夫?」と言われたいだけです。
真剣に相談に乗ってアドバイスをしても、こちらの話なんて最初からまったく聞く耳を持たないというのがオチです。
もしいつものように不幸自慢を話し出したとしても、街中やラジオから流れてくる有線のようなものだと思って、話半分に聞いておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
悲劇のヒロイン症候群に該当する人は、自覚がなく悪気もなく、今この瞬間にも不幸話を鼻高々と自慢しています。
自覚がない分、今すぐに症状を治すことは難しいので、周囲の人は自身の接し方に注意するしかありません。
悲劇のヒロイン症候群の人が、自分が悲劇のヒロイン症候群である自覚がないまま周囲の人に少し避けられているのだとしたら、ある意味では本当に「悲劇のヒロイン」なのかもしれません。

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